スクールからのお知らせ

ブランドやキャラクターデコは著作権違法


シャネルiphoneケース

ブランドやキャラクターデコは作ってもOK?

インターネットなどで販売しているデコレーションを見てると、よくブランドロゴやキャラクター物のiphoneケースやスマホケースデコを見かけます。

 

人気ブランドでいえばルイ・ヴィトン、シャネル、グッチ、プラダ、モスキーノ、クリスチャン・ルブタン、YSL(イヴ・サンローラン)、シュプリーム、ペラフィネ、クロムハーツ、フランクミュラー、NIKE(ナイキ)など。

またキャラクターでもディズニー(ミッキー、ミニー、プーさん、ドナルドダック、ミニオンズなど)、サンリオ(キティちゃん、マイメロディ、キキララなど)、スヌーピー、ワンピース(ルフィ、サンジ、チョッパー、ゾロ)、ベティちゃん、シンプソンズ、スーパーマリオなどなど。

芸能人のマークだと三代目 J Soul Brothersのロゴマークや浜崎あゆみのAマーク、AAA(トリプルA)など。

 

生徒さんでも、今後自分の作品を販売していくにあたり「ブランドやキャラクターのデコって売るのに著作権とか違法にならないんですか?」

という質問が多数あります。

 

結論から言うと、これらを作成して販売するのは著作権、商標権の侵害にあたる違法行為の可能性が大です。

 

「じゃあ何で捕まらないんですか?」

と思われる方も多いかもしれません。

ブランドデコを作る店が捕まらない理由

法律に触れる犯罪であるにも関わらず、インスタグラムなどを覗いてもブランドのロゴやキャラクターのデコを作って販売していそうな個人やお店はたくさんあります。

なぜ違法なのに堂々とインターネットにアップされているのか?

 

それはスピード違反と同じです。

高速道路を130キロで走っていても、取締りをしていなければ捕まりませんし、取り締まりに合ってしまったら、たとえ120キロでも捕まります。

 

著作権・商標権を侵害していると思われるデコは、個人が配信しているインスタグラムやネットショップなどでもよく目にします。

しかし、多数のアップされた写真を元に、警察が1人1人取り締まるのも難しいのです。

 

そもそも著作権・商標権を保持している個人や法人(ブランドやメーカー)が著作権・商標権の侵害を訴えなければ、なかなか警察も動きません。

 

自社ブランドの著作権・商標権を侵害しているかデザインどうかの判断は、そのブランドが判断しなければならない場合が多いのです。

 

本来商標権は、非親告罪といって、警察の判断で刑事罰として取り締まることができます。

 

よく空港などの税関でルイヴィトンなどのコピー商品の取締りをしていますが、そのように大規模なコピー商品であれば、ブランドが介入することなく警察が動きます。

 

しかし、デコレーションの世界は狭く、なかなかそこまで警察の目が行かないのが現実なのです。

 

そのためデコレーションに関しては、各ブランドが各々で監視し、訴訟を起こすしかないのが現状なのです。

SUPREME(シュプリーム)のデコは厳しい

著作権・商標権を侵害しているコピー商品を撲滅させるために、厳しく目を光らせているブランドと、そうでないブランドがあります。

特に「CHANEL(シャネル)」、「LOUIS VUITTON(ルイヴィトン)」、「ディズニー」などは、コピーに対して厳しく取り締まっています。

 

その中でも最近コピー商品の排除に力を入れているのが、最近人気のストリートブランド「SUPREME(シュプリーム)」です。

 

現にインスタグラムなどでも、以前はシュプリームのデコのiphoneケースの写真などよく見かけましたが、今はまったくと言っていいほど見かけなくなりました。

 

これはみんなが自粛したり、人気がなくなったのではなく、「SUPREME(シュプリーム)」が厳しく対処しているからなのです。

著作権と商標権とは

著作権というのは、絵画や文章、彫刻などの著作物に適用される権利で、芸術の作品などが主です。

ですので、デコでのコピー品でいうと、キャラクターなどは著作権にあたる場合が多いです。

 

そして商標権はブランドのロゴなど、そのブランド特有の商標(ロゴ、マークなど)を対象とした権利です。

 

これらを営利目的に使用すると10年以下の懲役または1000万円以下の罰金となります。

著作権・商標権のコピーは個人使用ならOK?

基本的にこのような法律は、営利目的、つまり商売のために、著作物や商標を模倣(コピー)した時に適用されます。

しかし、いくら売ってないからとといって、自社のホームページに載せたり、販促物のために配ったりするのもNGなのです。

 

個人が、自分の使用目的のためだけに作成し、使用する分に関しては罰則はないのです。

 

本物のブランド品にデコレーションして売るのはOK?

 

例えばシャネルの正規品のバッグのシャネルマークにラインストーンを置いてデコしてお金をもらった。

NIKEナイキのスニーカーのスウォッシュ部分にデコしてお金をもらった。

 

「この場合は本物の正規品なんだからいいんじゃないの?」と思っている方がほとんどです。

 

しかし残念ながら場合によっては刑事罰の対象になるのです。

 

自分で仕入れた(購入した)シャネルのバッグにデコをして販売するのはアウトなのです。

なぜなら勝手に商品を改造をして、本来のシャネルで販売されていない商品に変えて、そこに価格を上乗せして売っていると解釈できるからです。

シャネルからすると、勝手に限定商品のような形に変えられて販売されては困ります。

なので、このような販売もしてはいけないのです。

 

しかし、お客様が持ってこられたバッグや靴などに、「ここのマークの所にストーンを置いて」と頼まれた注文に関しては、大丈夫です。

なぜならそれは、こちらが商品としてバッグを販売しているのではなく、ストーンを置いてお客様の持ち物に装飾するという役務として施工をしただけだからです。

 

靴底が減った時に、靴底修理などにリペアを頼みますよね?

もしリペアが靴のブランドの著作権侵害になるとしたら、靴底を勝手に付け足したと訴えられてしまいます。

しかしそれでは消費者が困ります。

時計の電池交換やオーバーホール、ベルトの交換もそうです。

お客様の持ち物の修繕や加工は問題ないのです。

シャンパンデコは違法?

その他でも、デコを販売する上で法律に触れる可能性があるのが、シャンパンボトル(シャンデコ)の販売です。

これは著作権や商標権とは関係ありませんが、お酒というのは勝手に売ってはいけません。

酒税の関係や未成年への販売防止もあるため、酒屋さんなど酒類販売業の営業許可を取っている個人または法人しか、お酒を売ってはいけないのです。

 

これも先ほどと同じで、お客様が買ってきた持込のお酒にデコをするのは大丈夫です。

どうしてもお客様の持込みが難しい場合、お酒はここで購入したという証明書(領収書)などと一緒にお客様に商品を渡し、代理でお酒を購入したと明示した方が賢明です。

 

しかし、オーダーがたくさん入り毎回お酒を代理購入した場合、継続的に販売しているとみなされると、いくらお酒の部分に利益を上乗せしていなくても、罰則の対象となる可能性がありますので注意しましょう。

まとめ

意外と知らない人が多い著作権や商標権の侵害ですが、いざ訴えられて「知らなかった」は通用しないのが法律です。

今は個人でも気軽に商売できる時代です。

関連記事→主婦の副業に在宅でできるデコレーション

 

しかしその分「大丈夫かな?」と疑問に感じたことはきちんと調べ、クリアにして商売していかなければならないのです。